2006年09月20日

地区ビデオ06作品募集始まります。

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 こんにちは。ようやく天候も秋らしくなってきました。空の色や朝夕の涼やかさが、それを伝えてくれてます。

 さて、秋といえばCDL企画の超本番な季節です。今回は、そんな企画のうち、せっかく秋のお話をしたのにもかかわらず、12月9日に開催される京都地区ビデオコンテストの作品募集開始のお知らせをいたします。

 そう、開催は真冬ではありますが、この時期からの作品募集告知ですので、結局作品は秋の地区風景が、さまざまに展開されるものとなるのです。

 さて、今年度のテーマですが「京都遊歩者2006-見慣れたまちを見知らぬように-」です。あれっ?昨年と違うのは「2006」ってついただけじゃないですか?ひょっとして単なる手抜き?

 断じて違います。昨年も書き記しましたが、このテーマは、W.ベンヤミンが「都市の遊歩者」のなかで「見知らぬ町を見慣れた町のように見る。見慣れた町を見知らぬ町のように見る」と書き綴ったことにヒントを得たもので、このような都市に向けた視線の在り方の普遍性と、その可能性に期待したものです。

 そして、昨年このテーマのもと、たいへん魅力ある地区風景のあぶり出しが提示されこれまでの地区ビデオ以上に大きな手ごたえを得ました。それと同時に、このテーマは地区ビデオが常に目指すべきものであり、かつもっともっと突き詰めて深めていくべきテーマだと痛感もしました。

 実際、着眼はよいのにそこから迫ってくるものの描写までは至らなかったり、不馴れから描写そのものが稚拙であったり、、、などなど、惜しい作品が非常に多かったのです。

 というわけで、敢えて今回も同じテーマで出題としたわけです。

 僕も密かに(?)昨年までで5つのビデオを作成していますが、なかなか思うところまで到達できません。ここ数年はあまり見られなくなった「ストーリーもの」の地区ビデオをずっと個人的なテーマにしてやっているのですがこれが難しい。「ストーリーもの」が地区ビデオとなるには、役者たちが形成する物語りが、前面で繰り広げられ、あたかもそれが主のように見えているのに、実は背景にある風景こそが迫ってくる必要があります。物語りが空疎すぎると、その意図がすぐにばれてしまい、ビデオとして魅力がなくなります。かといって物語りに重きをおきすぎると、風景は単なる背景のままです。簡単そうでなかなかに悩ましいのです。

 これは「ストーリーもの」のお話ですが、「風景描写」ビデオでも、いろいろな難しさがあります。単なる撮影だと見慣れたものが見慣れたままだし、変に編集技法に凝ると、ビデオ技術の展覧みたいになって結局、何も迫らないし。

 とういわけで、今回6回目を迎える地区ビデオなのですが、なかなか「これだ!!」というものを作れないし、出会えません。ただ、ひとつ言えることは地区の「ロケ」に力を注ぎ込むことが絶対的に必要不可欠であることは間違いありません。編集する前に、いかに風景と対峙するか。これこそがどのジャンルであっても地区ビデオが成立する原点となるのは間違いないでしょう。

 正式な告知は、もうすぐホームページ最新情報でアップされます。いろいろ制作に関しての難しさはありますが、とにかく楽しいこの企画、作っても見ても本当に面白いのです。みなさん、是非是非、応募してください。お待ちしております。



posted by zukan at 10:43| Comment(0) | TrackBack(0) | おしらせ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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