2005年11月07日

ちょっと「ミテキテ」。

 「京都地区型住宅即日設計競技-ミテキテツクッテ-」が間もなく開催される。「なんじゃそりゃ?」という感じなので若干の説明をしよう。

 まず、「地区型住宅」である。京都を代表する住居形式として町家があるが、これは京都という都市に対応・適応した「都市型住宅」であり、京都での住居を考える際に,
はずすことができない代物である。

だが、京都の住居は町家だけなのだろうか?「碁盤の目」の街区・街路体系とは無縁な場所が京都にはいくらでもある。そんな場所に出かけてみよう。グニャグニャ、ウネウネした道が気ままに走り、小刻みな段差を小階段でつないだような場所にうまくフィットさせた住宅や、蛇行する河川に向けて絶妙な対応をするウォーターフロントな家など、さまざまな住宅の傑作を数多く見つけることができるのである。

こんな、地区の地形や街路体系に対応した住宅を、「地区型住宅」と呼ぶのである。

 では「ミテキテツクッテ」という企画はいったいぜんたいなんなのか?スパッと回答しよう。ある地区に出かけて、地区を「ミテ」、そこにある「地区型住宅」から、さまざまな住まい方のヒントを得て、それをもとに、より魅力ある「地区型住宅」を「ツクッテ」しまう企画なのだ。回答するまでもなく、タイトルのまんまなのだ。

企画は2日間開催され、1日目に「地区歩き」+「地区型住宅の設計(模型とスケッチを作成)」をし、2日目に全作品を展示、京都CDLの理事(さまざまな京都研究のエキスパート)による公開審査会も行われる。

 第2回目となる今回の舞台は粟田学区である。なので、僕たちが提案するのは「粟田学区型住宅」とも呼べるものなのだ。この「粟田学区型住宅」提案がよりよいものとなるよう、ひとあし先に3人の調査員で学区に出かけて事前調査をおこなった。CDLは「雨乞い」能力に秀でた人材に恵まれたのか、またまた始終、雨。

それはよいとして、なかなかに手強い粟田学区!すごく近い場所同志なのに通りを1本挟むだけで、まるで街路体系や住宅の在り方が違うのだ。同じ川なのに、それに向ける住宅の反応も全然違うし。事前調査の模様はまた別の調査員からの報告があると思うが、結局僕たちは、この事前調査で3つのユニークな調査エリアを粟田学区内に設けることにした。

この3エリアの地区のヒントも、エリアごとにすいぶん違ったものになると思う。最低でも3種類は「粟田学区型住宅」が誕生するのは確実だ。でも当日には、予想をこえるような驚くべき素敵な「粟田学区型住宅」提案が飛び出すだろう、そんな予感がした事前調査だった。雨に濡れて風邪ひいちゃったけど。

 本番は11月19日と20日。「粟田学区型住宅」を是非「ツクッテ」みたいという方は、19日の午前9時に平安神宮鳥居前に集合されたい。


posted by zukan at 16:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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